201310.12〜14 秋の尾瀬ハイク-1

突然、ルートもろくに知らされずに尾瀬にやってきました。
ツアーで観光客も押し寄せるくらいだから、大丈夫だろう?
寝袋などを詰め込んだリュックを背負わされ…

9:40 大清水登山口出発
平坦に見えて、実はかすかな登りだったりする…

11:35 一ノ瀬休憩所まで3,2km。
すでに後悔している私…

ところどころ紅葉していますが、落葉も多くもう終わりに近いのかな?
ここからがずっと登りでした。きつかった。まじ後悔しました。
でも、途中から彼が私のリュックまで持ってくれて…感謝。

13:11 標高1,762m
三平峠まで2kmの登り。

以前、大台ケ原ハイクで全身が痺れ気持ち悪くなった経験があるので、無理をせず休み休み歩く。
それでも、やはり吐き気に襲われました。こんなペースで大丈夫なんだろうか?

地面は濡れていて歩きづらいです。

13:35 尾瀬沼の畔 三平下まで1kmの下り。

山小屋で花豆ジェラート♪
彼はビールで♪しばし休憩♪と思ったら…

小雨が降ってきて…すぐ出発。

尾瀬沼といっても、湖のように広い。急がなければ〜
すれ違ったおじさんに
“今から見晴まで?かなり遠いよ。日の入りは5時だよ”ど━(ll゚д゚ll)━ン!!。
尾瀬沼のほとりをひたすら歩く…
木道は荒れ果て、泥道の迂回路ばかりを3km歩く。
15:10 沼尻到着。雨は本格的に降り、すでに辺りは薄暗い…
まだここから白砂峠を5km歩かなければならない…

休みたいけれど時間がないから休めない…
ひたすら彼の背中を追いかけ歩く…。

でも有名な鳩待峠ではなく、大清水登山口から…
この時は、“登山口”ということに気がついていなかったのである…。

尾瀬というと平坦な木道のイメージだったけれど、
平坦だったのはここのみ。
木々に覆われた山道をひたすら歩く…
むき出しの木の根や石など滑って歩きづらいし…

“あとどのくらい?”何度聞いただろう?

16:50 ようやく見晴(十字路)へ到着!
日が暮れる前につけて良かった〜〜!!

雨で寒いし、疲れたし、暖かいお風呂に入りたい!!
でも…私達は背負ってきたので一人用の小さいテント泊。
ここでは洗剤も禁止です。あ〜〜あ〜〜――(´-ω-`))

テントを張り終えたら、あっという間に真っ暗になりました。


夕飯は真っ暗な中、小屋のデッキのわずかなスペースで。
山男達は、ご飯を炊いたり、すき焼きを作ったり… 私達は極力荷物を減らしたのでレトルトです。
隣にいたおじさまとお酒を酌み交わし団欒。

“よく登るの?” “彼は登るけれど、私は初めてで…(´゚∀゚`;)”
“え〜!!初心者で大清水から来たの!?そりゃ、大変だったろう”
“はい。ひどいめに会っていますよ〜〜(;^ω^)”  
“だって平坦かと思ったんだもん┐( ´ー`)┌”  こんな会話も楽しいものです。

その晩は雨は止まず、ひどくなる一方…
時折、遠くから風が通りぬける音が…初めての経験でした。

ものすごい地鳴りのような“ご〜〜”とも“ざわ〜”っともなんともいえない湿原を駆け抜ける風の音が、
遠くからどんどん近づいてきて、来た〜!!っと思うとバタバタとテントを揺らす…

トトロの一場面のような…ねこバスが近くを走り抜けていったような…というか、何回も頭上を走り回っていたような…
そんな一晩を過ごしました…