2012.11.3 伊吹山と醒ヶ井宿

伊吹山は、滋賀県と岐阜県の県境にある霊峰です。
山頂まで全長17キロの伊吹山ドライブウェイで
紅葉を愛でながらのドライブです♪

ちなみに料金は3000円。

途中の展望台から。
ススキと紅葉がキレイです。
あのカーブを走ってきたのかなぁ。

あちこちに超望遠のバズーカ軍団が。
イヌワシを狙っていたようです。
柵の中に入らないようと看板がありましたが、おかまいなしですね。

山頂のレストハウスにてよもぎソフト。
看板のソフトクリームちゃんは、帽子とマフラーで冬支度。

山頂へは3本のルートがありますが、
私たちは、傾斜も緩やかなためなだらかな西ルートで。
季節がいいと、ここは一面お花畑のようです。

今は一面の枯れ草…σ( ・´_`・ )。

足元は砂利です。歩きいいのか、悪いのか…
私は歩きにくかった〜\(‐ ‐;)

山頂にはおみやげ店が何件もあり、賑わっています。
駐車場付近はさびれていたので、たくさんの人にびっくり!!

これで荷物を運搬しているんですね
山頂までレールが続いています。
帰りは階段が続く中央ルートで→

日本武尊の像。

この日の山頂はとても寒く、カメラの電池消耗が激しかった。
伊吹山山頂は、日本海気候と太平洋気候との境にあり、
冬は日本海から寒冷な季節風が吹き抜けるそうです。
だからか…

伊吹山の神を征伐しに行ったヤマトタケルは、途中白いイノシシに出会います。
山の神の使いが変身しているのだろうから大したことはないと進んでいくと
大氷雨が降りだし、ヤマトタケルは大きな痛手を負い、病に係り伊吹山を降りた。
白いイノシシは、山の神自身だったのです。

髪の毛の逆立ちが
強風で半端ない→

醒ヶ井駅には、水の宿駅があります。
まずはここで情報収集。
ボランティアガイドの方がとても親切でした。

居醒清水(いさめのしみず)は
各家に設けられた井戸水とともに
飲料水として利用されてきた。

柿10個以上入って300円!
もちろん買いでしょう♪

水汲み場もあります。
←かっぱの小便小僧も!

中山道61番目の宿場である醒ヶ井宿。
今でも江戸時代の古い町並みが残っています。

地蔵川には清流でしか育たない
白い梅花藻(バイカモ)の花が咲いていました。

梅花藻パウダー入りの梅花藻ソフトを発見!
しかしシーズン外でやっていませんでした。残念。

醒ヶ井宿問屋場(旧川口家)
今は資料館になっています。

醒ヶ井延命地蔵尊→

水温20度以下の清流に棲むハリヨ。
ここ地蔵川に生息しています。

名水で入れる美味しい珈琲が飲める店。
珈琲を飲んだ形跡はあるものの店主がでてこず…
なんだかのんびりしているなぁ〜

了徳寺天然記念物の御葉附銀杏。
なんと葉に銀杏の実がなっています!不思議( ゚д゚)ホゥ

日本武尊が伊吹山で負った傷を癒したという居醒清水。
古事記・日本書紀にも記載されている。

平安中期の高僧・浄蔵法師が、
この水源を開き、仏縁を結ばれたと伝えられる十王水。

西行水→
西行法師が茶屋で休憩された時、茶屋の娘が西行に恋をし、
その飲み残しの泡を飲むと、懐妊し赤ん坊を産んだ。
それを知った西行は“わが子ならば泡に帰れ”と祈ると
たちまち泡と消えたという。

水琴窟もありました↓

ここでは柿がなんと1箱400円!!安すぎでしょう!
でも、さっき水の駅で買ってしまったのだった(TдT)エーン

ようやく今日始めての食事(いつものパターンだわ…)
米原駅で駅弁購入。近江牛のステーキ重。

鈴鹿山系の山裾、宇曽川の源流にほど近い宇曽川渓谷。
地元の山比古地蔵尊にあやかり「山比古湧水」と命名され、
お伊勢参りや山仕事に携わる人々に親しまれ、語り継がれてきた名水。

とても信心深い老夫婦が、この名水を山比古地蔵尊にお供えしたところ
息子に気立てのいいお嫁さんを迎えられ、またその息子も名水を地蔵尊にお供えしたところ
村人を苦しめる山姥を退治して下さり、村に平和が訪れたそうです。

山比古湧水からの帰り道、眼下に町の明かりが広がります。

最後は、通るたびに気になっていた
昭和三十八年に創業の近江ちゃんぽん。
関西風の優しい出汁に野菜の旨みを閉じ込め、
コシの強さと風味が独特の自家製麺を使っている。
かなりボリュームあります。

まだまだ観光地化されていない、生活感と風情の残る醒ヶ井宿など、
日本には素敵な場所が残っているなぁ〜と改めて思った旅でした。